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【すぐできる】アンガーマネジメントのやり方(8選)怒りをコントロールする方法を解説

【すぐできる】アンガーマネジメントのやり方(8選)怒りをコントロールする方法を解説

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更新日|2023年11月6日
所長|いくた
この記事の概要

アンガーマネジメントとは、怒りの感情を適切に理解し、管理し、そして効果的に表現する技術や手法のことを指します。正しく怒りを取り扱うことで、より健全な人間関係や心の健康を促進することを目的としており、近年、様々な企業でも取り入れられています。本記事では、アンガーマネジメントの意味から、メリット・デメリット、やり方、マネジメント方法まで詳しく解説していきます。

目次

最近、プロジェクトのプレッシャーからイライラしてしまい、同僚との関係も少しギクシャクしてきたんです。どうしたら良いでしょうか。

それは大変だね。怒りの感情は、適切に管理しなければ、信頼関係が崩れてしまうことも。アンガーマネジメントっていう手法は知ってる?

聞いたことはあるけど、詳しくは知らないです。

怒りを適切にコントロールして、自分自身や他者との関係を良好に保つための手法だよ。興味があれば、一緒に学んでみない?

それ、良いですね。関係を修復するためにも、学んでみたいです。

アンガーマネジメントとは?

怒る女性社員

「アンガーマネジメント」とは、直訳すると「怒りの管理方法」という意味で、怒りを適切に制御・管理する心理教育や心理トレーニングを指します。

怒りは自然な感情であり、適切に表現される場合には大きな問題はありませんが、不適切に、あるいは過度に表現されると、人間関係のトラブルや健康上の問題を引き起こす可能性があります。

アンガーマネジメントのトレーニングやワークショップは、怒りの原因やトリガーを理解すること、怒りを感じるときの身体の反応を認識すること、そして怒りを適切に表現する方法を学ぶことを目的としています。

アンガーマネジメントは、個人の日常生活や職場での人間関係、さらには法的な問題や犯罪の再発防止の目的でも用いられることがあります。

アンガーマネジメントが重要視される背景

雑踏

1970年代のアメリカで、アンガーマネジメントはDV(家庭内暴力)加害者や軽犯罪者に対する矯正プログラムとして開発されました。このプログラムの主な目的は、犯罪の再発を防ぐことに重点を置いていました。当初は特定の犯罪者層のための矯正プログラムとして導入されていたものの、時代が進むにつれてその有効性や必要性が一般の人々にも認識されるようになりました。

近年、メンタルヘルスの重要性が多くの国や企業で認識されるようになってきました。アンガーマネジメントは、メンタルヘルスの増加する需要の中で、その一環として重要視されるようになりました。

また、現代社会は情報過多であり、様々なストレス源に晒されていることから、適切な感情のコントロールが求められる状況が増加しています。このような背景を受けて、企業や教育現場では、コミュニケーション能力や感情管理を向上させるためのアンガーマネジメントのプログラムやワークショップの導入が増えてきました。さらに、様々なメディアの中でアンガーマネジメントが取り上げられるようになり、一般の人々の間でもその重要性が認識されるようになってきました。

これらの動向を通じて、アンガーマネジメントは現代社会において重要なテーマとして、多くの人々や企業・組織が取り組みを始めています。

アンガーマネジメントのメリット

アンガーマネジメントを取り入れることで、企業側・社員側でそれぞれメリットがあります。アンガーマネジメントは、個人だけでなく組織全体にとっても多大な利益をもたらすことができるものです。

組織や個人がこれを理解し、適切に取り入れることで、より良い職場環境や生活を実現することができるでしょう。

アンガーマネジメントを企業で取り入れるメリット

チームワーク

まずは企業側がアンガーマネジメントによる効果・メリットを知り、社員に周知していくことが大切です。

パワハラの防止・抑止になる

職場での不適切な叱責や理不尽な怒りの発散は、部下が上司を過度に気遣うようになり、組織全体の効率や生産性に悪影響を及ぼすことがあります。そのような行為はパワハラの原因となる可能性が高いです。一方、これらの行動をとる上司も、悪意からではなく、単に怒りを適切に管理できていないだけの場合が多いです。

アンガーマネジメントを組織に取り入れることで、職場の雰囲気や関係性の改善が期待できます。社員は怒りの感情とその発散方法を適切に理解・管理するスキルを習得することで、職場での摩擦を減少させることができます。これにより、組織内のハラスメントのリスクが低下し、より健全な職場環境の構築が促進されます。

生産性が上がる

組織内に怒りや不満を感じるメンバーが多い場合、集中力やモチベーションの低下が生じ、これが組織全体の生産性に影響を及ぼすことがあります。また、そのような環境ではオープンなコミュニケーションが難しくなり、問題を解決するための相談や意見交換が抑制されがちです。

アンガーマネジメントの取り入れによって、怒りを適切に扱うスキルが向上し、それに伴い集中力の低下を予防できます。これにより、社員はより効率的に業務を進めることが可能となり、組織全体の生産性も向上するでしょう。

さらに、このような環境は社員のモチベーションを高め、新しいアイディアの発信や業務の改善提案が活発になることも期待できます。対人関係のストレスが減少すれば、業務におけるトラブルや遅延も少なくなり、全体の業務効率も向上することが考えられます。

社内コミュニケーションが活性化される

アンガーマネジメントの学習は、社内コミュニケーションの活性化にも効果があります。これにより、意見の不一致や誤解を防ぎ、スムーズな意思疎通が促進されます。怒りを適切に取り扱う能力が身につけば、対人関係に起因するストレスが低減し、良好な職場環境の構築が期待できます。

アンガーマネジメントを採用することで、組織内の信頼や協力の文化を強化し、社員が互いにコミュニケーションを図りながら効率的に働くことができる環境を作ることができるでしょう。

職場の雰囲気が良くなる

アンガーマネジメントの技術を持つ社員は、他者を尊重し、より協力的な態度を持つことが増えるため、全体として職場の雰囲気が明るく、活気に満ちたものとなります。

逆に、職場に怒りっぽい人、不遜な態度を取る人が一人でもいれば、職場全体が暗くなるでしょう。しかし、アンガーマネジメントと取り入れることで、仕事を依頼する際も、依頼される側も、心に余裕を持って業務を進めることができるため、自然と職場の雰囲気も良くなります。

離職率が改善する

職場の人間関係や環境が良好であると、社員の満足度が向上します。これは離職率を低下させ、人材の確保や維持にかかるコストを抑える効果が期待できます。

アンガーマネジメントの導入は、怒りを適切に制御し、職場のストレスや対人関係のトラブルを減少させるための手段となります。怒りの感情が適切に管理されると、社員が働きやすい環境が作られ、結果として企業の離職率が低くなり、定着率が上がる可能性が高まります。

アンガーマネジメントを社員が取り入れるメリット

女性社員

社員もまたアンガーマネジメントの効果・メリットを知ることで、自身の成長につながり、結果的にストレスが軽減し、より働きやすくなるでしょう。

自己分析できるようになる

怒りの原因やトリガーを理解することで、自分の感情や反応のパターンをより深く理解することができます。これにより、自己認識が高まり、自己成長が促進されます。

たとえば、天真爛漫で、相手の反応を気にしない、意見を表現するタイプなど、自分の特性を明確にすることができます。このような自己分析は、自分の長所と短所を明確にし、キャリア形成やスキルの向上にも役立てることができます。

考え方の幅が広がる

アンガーマネジメントを学ぶことで、自分の考えや感じ方を一歩引いて客観的に捉えることができるようになります。これにより、より柔軟な思考ができるようになります。

同僚との意見が対立したとき、自分の意見だけを押し通すのではなく、相手の視点も尊重して、双方の意見を取り入れた妥協点を見つける能力が身につくでしょう。

また、アンガーマネジメントのスキルを身につけることで、他者の感情や反応も理解することが容易になり、人間関係の摩擦を減少させることができます。これは、チームワークを必要とする職場やプロジェクトで特に有益です。

さらに、客観的な視点を持つことで、問題や課題に対して、様々な角度からのアプローチができるようになり、より効果的な解決策を見つけることができる可能性が高まります。

人間関係のストレスが軽減する

アンガーマネジメントのスキルを持つことで、他者とのコミュニケーションが円滑になり、ストレスや摩擦が減少します。

同じプロジェクトチーム内で意見が分かれた場面でも、アンガーマネジメントのスキルを用いることで、感情的になることなく冷静に対話を進めることができます。これにより、各メンバーの意見や考えを尊重しながら、最も効果的な解決策を共同で探求することができるでしょう。

また、クライアントや取引先との交渉時にも、アンガーマネジメントのスキルは役立ちます。もし意見の食い違いや要求に対する不満が生じたとしても、怒りや不満を適切に管理することで、相手との信頼関係を損なうことなく、双方にとって良い結果を追求することが可能となります。

病気を予防できる

長期的なストレスや怒りは心臓病や高血圧、うつ病などのリスクを高めることが知られています。アンガーマネジメントを通じて、これらのリスクを低減することが期待されます。

ストレスや怒りが継続的に体に影響を与えると、心拍数や血圧が上昇し、体内の炎症反応が活性化します。これが長期にわたると、動脈硬化の進行や心臓に負担がかかることが知られており、心臓病や高血圧のリスクが高まるとされています。さらに、長期的なストレスはホルモンのバランスを崩し、セロトニンやドーパミンといった脳内物質のバランスが乱れ、うつ病の原因となる可能性もあります。

アンガーマネジメントを学ぶことで、怒りやストレスの原因を正確に把握し、それに対する適切な対処法を身につけることができます。たとえば、深呼吸や瞑想、リラクゼーション技法を用いて、感情の高ぶりを鎮める練習を行ったり、問題解決のための具体的なステップを学んだりできるでしょう。怒りをコントロールすることが、病気の予防にもつながります。

新しいアイデアが生まれやすくなる

心の余裕と安定性が増すことで、クリエイティブな思考が促進されます。また、怒りやストレスに縛られることなく、異なる視点や新しい考え方に開かれるようになります。これにより、新しいアイデアや解決策の創出が容易になります。

たとえば、デザイナーやアーティスト、マーケティングの専門家などのクリエイティブな職種の人々は、新しいコンセプトやアイディアを生み出すことが求められます。もし彼らが怒りやストレスによって心の安定を失っていると、思考が固定化され、新しい視点やアイディアが生まれにくくなるでしょう。

しかし、心の余裕や安定性を保つことができれば、固定観念にとらわれずに広い視野で物事を捉えることができます。例えば、ある製品のデザイン課題に対して、過去の成功例や一般的な常識に囚われることなく、異なる文化や時代背景からインスピレーションを受け取ることができるかもしれません。

つまり、心の安定と余裕は、クリエイティブな思考や多様な視点の受け入れを促進する大切な要素となります。

どうして人は怒るのか?怒りのメカニズム

怒りの誕生は、ライターの仕組みに似ています。

ライターには、炎を生み出すためのガス(燃料)と、そのガスに火をつけるスイッチがあります。ガスがたくさんあれば、炎は大きくなりますが、ガスの量が少なければ、炎も小さくなります。

この仕組みを怒りのメカニズムに当てはめると、ライターのガスは「ネガティブな感情や状況」です。これには「健康への不安」や「未来への不安感」「生活のリズムの乱れ」などがあります。

一方、ライターのスイッチは「~するべき」という自分の価値観や信念に関連しています。例としては、「目上の人と話すときは敬語を使うべき」や「挨拶はきちんとするべき」といった考えが挙げられます。

これらの価値観が現実と一致しないとき、またはこれらの期待が破られるとき、火を点けるスイッチが押され、怒りの火花が飛び散ります。

その結果、怒りという「炎」が燃え上がります。この炎の大きさは、ネガティブな感情や状況の度合いと、自分の価値観や新年の強さによって決まります。怒りを緩和するためには、これらのネガティブな要因や強固な信念を見直すことが効果的です。

自分の怒りのタイプを知ろう

男女社員

日本アンガーマネジメント協会では、怒りの傾向を6つのタイプに分けた「アンガーマネジメント診断」を提供しています。以下にその概要版を示しますので、自分の怒りの特性を確認してみてください。

出典/一般社団法人日本アンガーマネジメント協会

【1】以下の質問について、選択肢の中から該当するものを選び点数をつけてください。

<質問>
Q1. 世の中には尊重すべき規律があり、人はそれに従うべきだ
Q2. 物事は納得いくまで突き詰めたい
Q3. 自分に自信があるほうだ
Q4. 人の気持ちを誤解することがよくある
Q5. なかなか解消できない、強いコンプレックスがある
Q6. リーダー的な役割が自分に合っていると思う
Q7. たとえ小さな不正でも見逃されるべきではない
Q8. 好き嫌いがはっきりしているほうだ
Q9. 自分はもっと評価されていいと思う
Q10. 自分で決めたルールを大事にしている
Q11. 人の言うことをそのまま素直に聞くのが苦手だ
Q12. 言いたいことをはっきりと主張すべきだ

<点数>
まったくそう思わない・・・1点
そう思わない・・・2点
どちらかというとそう思わない・・・3点
どちらかというとそう思う・・・4点
そう思う・・・5点
すごくそう思う・・6点

【2】以下の計算式に基づいて、どのタイプか診断しましょう。

合計点数がいちばん高かったものが、あなたの怒りのタイプです。同じ合計点があった場合は、どちらのタイプでもある可能性があります。

<計算式>
Q1+Q7 の合計点が1番高い→ 「公明正大」タイプ
Q2+Q8 の合計点が1番高い→ 「博学多才」タイプ
Q3+Q9 の合計点が1番高い→ 「威風堂々」タイプ
Q4+Q10 の合計点が1番高い→ 「外柔内剛」タイプ
Q5+Q11 の合計点が1番高い→ 「用心堅固」タイプ
Q6+Q12 の合計点が1番高い→ 「天真爛漫」タイプ

公明正大タイプ

道徳心や正義感に溢れた人で、人から頼りにされるという長所ああります。しかし、ルールを破られる状況や不正行為に対して敏感でそれが許せないタイプです。

他人に自分の考えや価値観を強く求めることがあり、例えば、公共の場でのマナー違反に怒りを覚えることがあります。

博学多才タイプ

「すべてを完璧に」をモットーとする完璧主義の人で、物事の曖昧さや優柔不断な考えに対して苛立ちを感じます。

どっちつかずの態度や、はっきりしない状況を好まないが、向上心はあります。世界には明確な答えが存在しない部分も多いと理解すると、怒りを抑えられるかもしれません。

威風堂々タイプ

自尊心が強く、自らの考えや道筋が受け入れられないときや、自分を適切に評価しない状況に怒りを感じるタイプです。また、プライドが高く、思った方向に物事が進まない時にストレスを感じます。

強いリーダーシップを持ちつつ、自分の考えを他人にも求めることがあります。しかしその背景には、深い不安や繊細さがあることが多いです。

外柔内剛タイプ

表向きは穏やかですが、内面に強い信念を持ち、自分の信条や価値観を大切にする人です。その信念に反する事柄に対して怒りを感じることが多くあります。

ニコニコ笑顔で人には柔和な態度を取りながらも、自分の考えややり方にはこだわりがあり、それを乱されるとイライラしてしまうことがあります。

用心堅固タイプ

とても慎重で細心の注意を払い、周りの事物や状況を吟味するタイプ。プライベートな領域に土足で踏み込むと、ストレスや強い怒りを感じます。

他人の言動を信用せず、疑念をもって受け取る傾向があり、自分のスペースやルールを侵されると不安や怒りを覚えることがあります。

天真爛漫タイプ

感情や思いをストレートに表現し、自由を愛する人。束縛や制約を嫌い、それらに対して反発や怒りを感じることがあります。

新しいものや経験を求める好奇心を持ちながらも、その自由を過度に追求すると他者との調和を欠くこともしばしばあります。

動物キャラクターによるアンガーマネジメント診断

画像引用元/一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会

怒りにはさまざまなパターンがあり、その背後には多くの感情が潜んでいます。「一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会」のホームページでは、シンプルな質問への答えで、あなたの怒りの性質やチャレンジを、6つの動物キャラクターで知ることができます。上記の「アンガーマネジメント診断」をさらに分かりやすくしたものです。

自分の怒りのスタイルを理解することで、自分や他人との関係をよりスムーズに築く手助けになります。気になる方は診断にチャレンジしてみてください。

アンガーマネジメントのやり方

ステップアップ

怒りの感情を管理することは、一夜にしてできるものではありません。日常的に下記のような方法を実践することで、徐々に怒りの感情をコントロールするスキルを身につけることができるでしょう。

自分の怒りを認識する

まず、自分が怒っていることを認識し、その原因を特定することが重要です。怒りの原因を明確にすることで、それに対処する方法を探求する手助けとなります。

具体的な方法: 日記をつけて、何に対して怒りを感じたのか、その原因や状況を記録する。

この方法を実施することで、繰り返し発生するパターンや特定のトリガーを特定できるようになります。また、日記によって自分の感情や反応を振り返ることができ、その中で感じた怒りが妥当であったのか、過剰であったのかを評価する機会を持つことができます。

長期的には、怒りの感情とその原因との間の関連性を理解し、未来の類似の状況での自己調整や怒りの予防に役立つツールとして活用することができます。

深呼吸やリラクゼーションを取り入れる

怒りが頭にきたら、数回深く息を吸って吐きながら落ち着くよう努力します。また、リラクゼーション技法を学び、日常的に実践することも効果的です。

具体的な方法: ヨガや瞑想を日常のルーチンに取り入れる。また、緊張を感じた時には、5秒間息を吸い、5秒間息を吐くような深呼吸を繰り返す。

これに取り組むことで、心と体の緊張を和らげ、ストレスや怒りの感情を効果的にリリースすることができます。特に、深呼吸は自律神経のバランスを整える効果があり、交感神経の優位状態(ストレス時)から副交感神経の優位状態(リラックス時)へとシフトするのを助けます。

ヨガや瞑想は、心の平穏を保つための継続的な練習として有効です。これらの活動は集中力を高め、自分の感情や体の反応に対する意識を養います。日常的に継続することで、心の平衡を保ちやすくなり、怒りやイライラが起きた際の対処がスムーズになります。

また、これらのリラクゼーション技法は、怒りの感情だけでなく、日常のストレスや疲れ、不安などのネガティブな感情の蓄積を予防するのにも有効です。定期的に実践することで、心身の健康を維持し、感情の波動を安定させることができます。

タイムアウトを取る

怒りがエスカレートしてきたら、一時的に状況から離れることで冷静さを取り戻すことができます。

具体的な方法: 怒りが高まってきたら、その場を離れて10分程度散歩をする。または、静かな場所で数分間一人になる。

感情のピークが和らぎ、客観的な視点を取り戻す手助けとなります。状況から距離を置くことで、即座の反応や感情的な判断を避けることができるのです。

また、散歩をすることにより、身体的な運動が脳の興奮を抑える効果があるため、怒りを自然に鎮めることができます。さらに、新しい環境や景色を見ることで、気分転換が図れ、問題や状況をより冷静に考え直すことが可能となります。

静かな場所で一人の時間を持つことで、他者の声や意見、外部からの刺激から一時的に解放され、自分の感情や考えを整理する時間を持つことができます。これは、怒りの感情が他者とのコミュニケーションでエスカレートすることを防ぐための有効な方法となります。

総じて、このような対応を取ることで、怒りの感情に飲み込まれず、より建設的で冷静なアプローチをとることができるようになります。

問題解決スキルを養う

怒りの原因となる問題を具体的に特定し、その解決方法を模索することが重要です。効果的な問題解決スキルを身につけることで、怒りの感情を減少させることができます。

具体的な方法: 問題や課題をリストアップし、それを解決するためのステップを具体的に書き出す。

問題を明確に認識し、それに対しての取り組み方が明確になります。具体的なステップを立てることで、大きな問題でも小さなタスクに分割して取り組むことができ、それが実現可能であることを実感できるようになります。

また、問題や課題を明文化することで、感情的なもやもやや不明確な不安から、具体的なアクションプランに変換することができます。これにより、怒りやフラストレーションが無駄なエネルギーとして消費されるのを防ぐことができます。

さらに、このリストやステップを他者と共有することで、フィードバックを受け取ることができ、さらなる解決策や新しい視点を得ることができます。問題を共有することで、孤立感を減少させ、支援を受ける機会も増えます。

このようなアプローチを採用することで、感情的な反応を抑え、論理的・効果的な方法で問題に取り組むことができるようになり、結果として怒りの感情もコントロールしやすくなります。

アサーションを取り入れる

怒りを爆発させず、かつ自分の気持ちを他者に伝えるためのコミュニケーション技法です。明確かつ冷静に自分の感情や要求を伝えることで、誤解や対立を減少させることができます。

具体的な方法: 「私は…を感じます、なぜなら…だからです。私の希望は…です」という形式でのコミュニケーションを試みる。 

アサーションとは、自分の意見や感情を他者に対してはっきりと伝えること、そして同時に相手の意見や感情を尊重するコミュニケーションのスタイルです。アサーションは、攻撃的な態度や受け身的な態度とは異なり、自分と他者双方の権利を尊重する中間的な立場を取ります。

「私は…を感じます、なぜなら…だからです。私の希望は…です」という形式のコミュニケーションは、具体的な感情や事実、要求を明確に伝えることができるため、相手に自分の立場を理解してもらいやすくなります。この方法を使用することで、非難や批判を避けつつ、自分の気持ちや要求をはっきりと伝えることができます。

アサーションの技法を習得することで、他者との関係でのストレスや摩擦を減少させることができ、相手とのより良好な関係を築くことができます。また、自分自身の感情を理解し、それを適切に表現することで、自己認識や自尊心も向上することが期待されます。

怒りの原因となる人・環境を避ける

いつも怒りの原因となる状況や人々から距離をとることも、一つの方法として考えられます。

具体的な方法: 特定の人との接触を避ける、怒りを感じる場面や環境を変えるなどの方法が考えられます。

具体的な方法を実践することで、怒りの感情が頻繁に引き起こされるトリガーから自分自身を守ることができます。定期的に自分を過度なストレスや刺激から遠ざけることで、感情の安定やメンタルヘルスの維持が期待できます。

特定の人との接触を避けることで、その人との間に生じる可能性のある摩擦やコンフリクトを回避することができます。しかし、完全に接触を避けるのではなく、一時的な距離を置くことで、関係の再評価や再構築の機会を持つことも重要です。

怒りを感じる場面や環境を変えることで、その場面や環境固有のストレス要因から解放され、新しい視点や方法で問題に取り組む機会を得ることができます。

これらの方法は、怒りの感情を適切に管理するための予防策として有効です。ただし、完全に避けるのではなく、問題や感情と向き合う方法も時には必要です。適切なバランスを見つけ、自分自身の感情や状況に適した方法を選択することが大切です。

ポジティブな考え方を養う

ネガティブな考え方や過度な期待は、怒りの原因となることがよくあります。ポジティブな考え方を身につけ、リアリティチェックを行うことで、怒りの感情を減少させることができます。

具体的な方法: 毎日3つ良かったことや感謝することをリストアップする。また、ネガティブな思考を意識的にポジティブなものに置き換える練習をする。

心の中のネガティブなフィルターを徐々に減少させ、物事をよりポジティブな視点から見ることができるようになります。また、良かったことや感謝することを日常的に意識することで、日常の中での小さな幸せや喜びを見逃さなくなることでしょう。

良かったことや感謝することをリストアップする行為は、心にポジティブなエネルギーを注入する作業とも言えます。この習慣を取り入れることで、日常の出来事に対する感受性が変わり、小さな喜びや前向きな出来事に気づくようになるでしょう。

ネガティブな思考を意識的にポジティブなものに置き換える練習は、思考のパターンを変えるためのトレーニングとなります。例えば、「今日は一日中雨だった、最悪だ」という考えを「雨のおかげで花がきれいに咲くだろう」という考えに変えることで、同じ事象でも受け取る印象が変わります。

これらの方法を続けることで、自分の内面に秘められたポテンシャルやリソースに気づき、不満や怒りの感情よりも前向きな感情や思考に焦点を当てることができるようになります。結果として、日常のストレスや怒りの感情を減少させ、より穏やかで充実した日常を過ごすことが期待されます。

カウンセリングやセラピーを受ける

深刻な怒りの問題を抱えている場合、専門家の助けを求めることも考えられます。カウンセリングやセラピーを受けることで、怒りの原因や対処方法を学ぶことができます。

具体策: 信頼できるカウンセラーや心理学者を探し、定期的にセッションを受ける。また、グループセラピーに参加して、他の人々の経験や対処法を学ぶ。

専門のカウンセラーに相談することで、怒りの感情の背後にある深い原因やトリガーを理解し、それに対して適切な対処方法やスキルを習得することができます。専門家とのセッションを通じて、自分自身の感情や反応のパターンを客観的に観察し、新しい思考や行動のパターンを形成するためのサポートを受けることができるでしょう。

また、グループセラピーに参加することで、同じような問題を抱える他の人々との共感やサポートを得ることができます。他の参加者の経験や成功事例を聞くことで、自分自身の問題に対する新しい視点や対処法を学び、また、他者との共有を通じて自分自身の感情や問題を再評価する機会を持つことができます。

これらの具体策を実施することで、自分自身の怒りの感情やそれに関連する問題に対する深い理解を得るとともに、それを適切に管理し、コントロールする能力を向上させることが期待されます。最終的に、より健全でバランスの取れた感情の持ち主となり、日常生活での関係や出来事への反応もより建設的になるでしょう。

アンガーマネジメントを理解した上でのマネジメント方法

マネージャー

アンガーマネジメントを取り入れた上司が部下に対するマネジメント方法は、怒りや不満の感情を適切に制御し、より建設的な形でのコミュニケーションを目指すものです。以下で具体的に説明します。

信頼の土台を築く

信頼は、相手の言葉に耳を傾けることで生まれます。上司が部下の意見や感じたことを真剣に受け止める態度を持つことで、部下は自分の考えや提案が評価される環境であると感じ、自由に意見を言いやすくなります。

そうすることで、信頼関係が強固に築かれ、チーム全体のコミュニケーションがスムーズになります。このような環境下では、部下は失敗を恐れずに新しいアイディアを提案することができ、上司もそれを受け入れやすくなります。また、部下が自分の意見や感情を正直に表現することで、上司は部下の真の思いや懸念点を理解しやすくなり、適切なサポートや指導を行うことが可能となります。

信頼関係が深まることで、組織全体の生産性やモラルも向上し、より円滑な業務遂行が期待できるようになるでしょう。

他者の前での非難を避ける

人前での叱責は部下の自尊心を傷つけるだけでなく、他のメンバーにも不安を与えます。非公開の場でのフィードバックは、部下が自分のミスや過ちに真摯に向き合い、真剣に改善しようとする態度を持つことを助けます。

そうすることで、組織内でのコミュニケーションが促進され、安心して意見や懸念を共有する文化が育まれます。部下が公然と叱責されることを恐れることなく、自らの考えやアイディアを積極的に提案するようになるでしょう。また、秘密裏でのフィードバックは、上司と部下の間の信頼関係を強化する要因となります。

部下は、上司が自分の成長や成功を真剣に望んでいると感じ、指摘やアドバイスを前向きに受け入れやすくなります。一方、他のメンバーも、適切な方法でのフィードバックが行われていることを知り、自分たちもミスをした際には公平で適切な対応が取られるだろうと安心します。この結果、チーム全体の連携が深まり、より効果的な協力が期待できるようになるでしょう。

改善のための指摘をする

指摘する目的は「改善」にあります。部下の過ちやミスを指摘する際、それがメンバーの成長のためであることを強調することで、叱責が単なる非難ではないことが伝わります。

そうすることで、部下は自らのミスや過ちを、成長の機会として受け止めやすくなります。非難の対象としてではなく、成長をサポートする存在として上司を見るようになるでしょう。このようなアプローチにより、部下のモチベーションを維持・向上させることができ、叱責がもたらすネガティブな影響を最小限に抑えることが可能です。

部下は次回から同じミスを繰り返さないように意識し、自らの行動や業務の質を向上させようとする姿勢が生まれます。このような環境は、組織全体の生産性や品質の向上にもつながります。

早とちりしない

「いつも遅刻する」「何もできない」のような一般的な非難は部下のモチベーションを低下させます。具体的な事例や状況に基づいて指摘することで、部下はその具体的な点を改善する方向にエネルギーを注ぐことができます。

また、部下の行動や結果の背後にある意図や理由を理解することは、効果的なフィードバックの鍵です。部下が取った行動や達成した結果の背後には、見えない努力や環境的な要因、さらには過去の経験や知識の有無など多くの要因が影響しています。これらを無視し、狭い視野での評価は、部下のポテンシャルを十分に引き出すことができません。

部下との対話を大切にし、相互の理解を深めることで、より強固な信頼関係を築き上げ、組織全体の成長と発展を促進することができるでしょう。

人格の否定を避ける

ミスや過ちを「能力のなさ」と結びつけて非難するのではなく、「今回の行動や結果」にフォーカスを当てることが重要です。間違っても人格の否定にならないようにしなければなりません。

なぜなら、人の価値や能力は一つの行動や結果によって決まるものではなく、持続的な努力や経験、そして成長の過程全体を通して形成されるからです。ミスや過ちを人格や能力と直接結びつけて非難することで、部下は自己評価を下げる可能性があり、自信喪失やモチベーションの低下を招くことになります。

また、人格の否定は部下の心に深い傷を残すことが多く、これが原因で上司との信頼関係が崩れることも考えられます。その結果、部下がオープンに意見や感情を共有することが難しくなり、組織内のコミュニケーションが悪化する可能性が高まります。

一方で、「今回の行動や結果」に焦点を当てることで、具体的かつ建設的なフィードバックを提供することができます。これにより、部下は具体的な改善点を把握し、次回からの行動の参考にすることができます。このようなアプローチは、部下の成長と自己啓発をサポートするものとなり、組織全体の発展にも寄与するでしょう。

感情をコントロールする

怒りや不満は、伝えたい内容よりも先に伝わり、本来のメッセージが伝わりにくくなります。感情を制御し、冷静にコミュニケーションをとることで、部下も冷静に自身の行動を振り返り、反省や改善の機会を持つことができます。

感情がエスカレートしてしまうと、部下は自身を守るために防御的な態度を取ることが多く、その結果、意味のある対話が難しくなります。逆に、上司が冷静に状況を伝えることで、部下は安心してそのフィードバックを受け止めることができます。

信頼関係のある環境でのフィードバックは、部下の能力を最大限に引き出すためのキーとなり、組織全体の生産性や品質の向上にも寄与することが期待できます。

アンガーマネジメントおすすめの本

書籍

アンガーマネジメントを取り入れるには、専門家が指南する、アンガーマネジメント方法を知ることが近道です。ここでは、おすすめの本をいくつか紹介します。

アンガーマネジメントを始めよう  安藤 俊介 (著)

過去10年でアンガーマネジメントの研修やセミナーへの参加希望者が10倍という驚異的な伸びを見せ、約25万人が関心を示しています。

「怒りとどう向き合うか」というテーマは、時代と共に多くの人々の間で増えてきた課題と捉えられます。この本は、怒りの感情を適切に扱う手法を紹介する初心者向けのガイドブックです。

アンガーマネジメントを始めよう  安藤 俊介 (著)

マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント 戸田 久実 (著)

怒りの動きや、その感情を短期的・長期的にどう管理するかを解説し、怒りを正しく表現する方法について提言しています。怒りと効果的に関わりながら「伝わるコミュニケーション」を持つためのテクニックを、リアルなシチュエーションを取り入れたマンガで学習できます。

都心の地元の銀行で働くしおりは、チームの主要な役割を担うことになりましたが、メンバーたちの協力を得られずに困難な状況に直面します。しおりが困難なメンバーとの関係をうまく築き、プロジェクトを順調に進めることができるか、興味深く読み進めることができます。

マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント 戸田 久実 (著)

タイプ別 怒れない私のためのきちんと怒る練習帳 安藤 俊介 (著)

怒りを適切に表現することは、自分自身を守る手段となります。 「私はそもそも怒らないから、なぜアンガーマネジメントが求められるの?」と疑問に思うことかもしれませんね。

ですが、特にそう思う方ほどアンガーマネジメントの習得が有益です。 アンガーマネジメントとは、必要なときに適切に怒りを示し、不要な場面での怒りを避けるための心のトレーニングなのです。

タイプ別 怒れない私のためのきちんと怒る練習帳 安藤 俊介 (著)

アンガーマネジメントのデメリット

頭を抱える女性社員

様々なメリットがあるアンガーマネジメントですが、適切に行わないことで、デメリットが生じることもあります。以下では、デメリットについて詳しく説明します。デメリットを踏まえて上で、適切なアンガーマネジメントを実施しましょう。

怒りを抑えすぎて我慢につながる

アンガーマネジメントの目的は怒りを適切に表現することであり、必要以上に抑え込むことを推奨するものではありません。しかし、一部の人々は「怒りは悪」と誤解し、感情を完全に内側に抑え込むようになることがあります。これにより、ストレスが内部に溜まり、健康や心理的な問題を引き起こすリスクが高まることがあります。

感情を適切に処理しないことは、うつ病や不安障害などの精神的健康の問題を引き起こす可能性があります。さらに、自己評価の低下や孤立感を感じるリスクも高まるでしょう。

さらに、感情を抑え込むことは、人との関係においてもコミュニケーションの障壁となり、深いつながりを築くことが難しくなる可能性があります。

このような問題は、感情を抑え込むことの直接的な結果として生じるものであり、アンガーマネジメントの適切な実践が重要です。

自尊心が低下する

怒りを適切に管理することは、自分自身だけでなく他者との関係にも有益です。しかし、その過程で自らの意見や考えを維持せず、他者に合わせることばかりを重視してしまうと、自己の主張や意見を失い、他者の都合の良い存在として見られるリスクがあります。これにより、自分の価値観や目標を犠牲にすることになる可能性が生じます。

そうなると、自分のアイデンティティや自己評価が揺らぎ始め、長期的には自尊心の低下や自己実現の困難を引き起こす可能性があります。常に他者の意見や要望に応じることで、自分の内面の声を無視し続けると、自分が本当に求めているものや自分の立ち位置を見失う恐れが出てきます。

この結果、適切な意思決定が難しくなったり、人間関係においても不均衡や不満が生じることが考えられます。したがって、怒りを適切に管理する一方で、自分の意見や価値観をしっかり持ち続けることの重要性も忘れてはならないのです。

感情の起伏がなくなる

感情は私たちの心のバロメーターとして機能し、私たちが何を感じ、何を必要としているのかを知らせる役割を果たします。アンガーマネジメントの過度な取り入れにより、感情を適切に表現する能力を失い、一定の平坦な状態を維持することが続けば、他者との深いつながりを築くのが難しくなる可能性があります。感情の起伏がないと、情熱や喜び、愛情などのポジティブな感情も十分に体験することが難しくなります。

そうなれば、人間らしい豊かな感受性や経験が希薄となり、日常生活や人間関係においても物足りなさや虚しさを感じることが増えるでしょう。また、感情の起伏が少なくなることは、自分自身の内面や感じていることを他者に伝えることが難しくなり、コミュニケーションの障壁となる可能性も考えられます。人と深く関わり合うためには、感情をオープンに表現し、相手の感情に共感することが不可欠です。

アンガーマネジメントは意味がない?

アンガーマネジメントの有効性については賛否両論が存在します

怒りの感情を一時的にコントロールする手段として効果的であるとされるアンガーマネジメントですが、その背後の深い問題や根本的な原因には対処しづらいという批判があります。また、一部のプログラムは全ての人に同じアプローチを適用しようとするため、一つの方法が全ての人に合わないという懸念が出てきます。さらに、アンガーマネジメントに過度に依存することで、自力での感情のコントロールや問題解決能力が失われる可能性が指摘されています。怒りを単に抑圧することを奨励すると誤解されることもあり、それが長期的に精神的健康に悪影響を及ぼす可能性が懸念されます。

しかしながら、多くの人々がアンガーマネジメントの手法やプログラムを有効と感じており、特に感情のコントロールが難しく、それによって生活の多くの側面に影響を受けている人々には、非常に役立つツールとなり得ます。

そのため、アンガーマネジメントの有効性は、実施する人や状況、使用する手法やアプローチによって異なると言えるでしょう。

まとめ

企業内の人間関係や業務のストレスは、時に怒りや対立を生む要因となり得ます。しかし、アンガーマネジメントを取り入れることで、これらの問題を大幅に改善することが期待されます。

アンガーマネジメントとは、怒りの感情を適切にコントロールし、建設的な方法で表現する技術を学ぶためのトレーニングです。このトレーニングを通じて、一人ひとりが怒りの感情を適切に処理する方法を習得し、その結果、円滑なコミュニケーションが生まれ、働きやすい職場環境が実現します。

部署間の摩擦や個人間の対立を減少させるだけでなく、積極的な意見交換や協力的な態度が育まれることで、企業全体の生産性や士気も向上します。企業が真に持続可能な組織として成長を続けるためには、アンガーマネジメントの導入は避けて通れない道と言えるでしょう。

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