現在の仕事について
1日500食を提供する企業内食堂の店長をしています。毎日が目まぐるしく過ぎていきますが、とても充実した日々です。
ここで働く前は、病院で患者様向けの食事を作っていました。調味料に至るまできっちりレシピ通りに調理することが仕事でした。ですので、心幸に店長として入社した時に、「メニューは任せる!」と言っていただき、「料理をいかにおいしく作るか」。この視点を持って仕事をすることが新鮮でした。
現在は、本社から1ヶ月分の献立が送られてくるのですが、私たち現場の意見も取り入れてメニューに反映させることができます。新メニューやイベントメニューの考案もできるので、自由でやりがいがあります。
食堂は大手通販会社の倉庫内にあるので、お客様は、仕分け作業を行う方や物流関係の方、事務の方も来られます。職種が違えば食べたいメニューも変わってくるので、A定食はがっつりボリュームあるメニューを、B定食はヘルシーなメニューを提供しています。また、麺類を好まれる方が多く、単に「醤油ラーメン」だけでなく、ご当地ものの「富山のブラックラーメン」や「長崎ちゃんぽん」「秋田の味噌ちゃんぽん」なども企画し飽きさせない工夫をしています。
私の念頭にあるのは常に「おいしくつくりたい」という思いです。お昼ご飯を楽しみにされているお客様の期待に応えたいですし、実際に「おいしかったよ!」と声をかけていただけると、非常に嬉しくなります。
あなたにとっての「心幸らしさ」とは
心幸で働く多くの方が言われることだと思いますが、「自由にできる」ところです。
店舗運営についてはある程度一任してもらっています。もちろんプレッシャーもありますが、楽しくやろうと心がけています。
一緒に働くスタッフも一人ひとりが力を発揮してくれるので助かっています。私を含めて7名のスタッフでランチ時間に500食を出しているのですが、お客様お一人あたり10秒で提供しないと長蛇の列ができてしまいます。それぞれが、それぞれの持ち場で高いパフォーマンスを発揮してくれるので実現できていることだと痛感しています。
職場の雰囲気は良く、他の飲食店でよく嫌がられる「洗い場」はうちだとなぜだか取り合いになっています。仕事の取り合いはありますが、押し付け合いはない、そんなカラッと明るい職場です。ぜひ、できる・できないよりも意欲のある方に、新しく仲間になってもらいたいと思います。
3年後の目標
より良い店舗を築くため、今後は店舗同士の横のつながりを増やしていきたいと考えています。現在、関西の企業内食堂の店長会議を月に1回開いています。売上向上の取り組みなどの情報交換を行うことで、自身の店舗運営に役立てることができています。
また、店長会議を通して、スタッフの店舗間ヘルプも実現可能になりました。スタッフのお子さんが風邪をひいたり、スタッフ自身の体調不良や急な用事などの事態にも対応できる体制をつくることで安心して店舗運営を行うことができます。私の店舗が他店のスタッフさんに助けてもらうこともあれば、私の店舗のスタッフが他店をヘルプすることもある。そうやって心幸全体で組織力を向上させていきたいですね。