療育の場で活用!「オフめし」を通じたお買い物体験で子どもたちの学びをサポート

本記事要約
導入前の課題
障がいのある子どもへ療育として買い物体験を検討
初期・運営コストが導入の壁になり断念していた
導入後の効果
施設内の買い物体験で社会生活を学びが可能に
社員の買い出し負担が軽減され、食環境も改善
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お問い合わせ(無料)導入前(Before)
導入前は、施設のスタッフがおやつの時間にスーパーで購入したお菓子を子どもたちに配っていました。その一方で、施設内にミニコンビニを設置し、自閉症スペクトラムやADHD、学習障がい等の障がいのある子どもたちに療育を兼ねたお買い物体験を提供したいという思いがありました。
従業員にとっても福利厚生を充実させるメリットがあると感じていましたが、初期費用やランニングコストの負担は、導入に踏み切る際の大きな懸念材料となっていました。
導入後(After)
導入後は、施設内で子ども向けに「オフめし」を活用したお買い物体験を実施しています。紙で作ったコインを使って商品を選び、代金を計算し、買い物の流れを理解するという実践的な学びを提供。子どもにとっては、実際の買い物において必要とされるスキルや自信を育む貴重な経験です。
保護者からも肯定的な反響があり、子どもたちの社会生活を支援する大きな一歩となっています。また、施設内で食品を購入できることから、スタッフがコンビニに出向く回数が減り、食環境が改善されました。
「オフめし」を導入して

目的:「オフめし」を通じたお買い物体験で子どもたちの療育をサポート
「オフめし」を導入した大きな目的は、施設に通う子どもたちにお買い物体験を提供することにあります。具体的には、自閉症スペクトラムやADHD、学習障がい等の障がいのある子どもたちが、実店舗で経験することが難しいお買い物を、施設内で実践することにより、お金の使い方や商品の買い方を学び、社会参加の機会をつくることを意図しています。
他施設では、ごくたまに子どもたちを連れて実店舗にてお買い物をすることがありますが、1対1でスタッフのサポートが必要な子どもがいたり、複数人の子どもに商品の選び方やお金の使い方などを細かくサポートするには、どうしてもスタッフの不足が課題となります。そのため、このような活動を日常的に取り入れている施設は非常に少ないのが現状です。
「オフめし」を活用したお買い物体験は、それらの課題に対する効果的な解決策となります。施設内での日常的なお買い物体験を通じて、子どもたちは実際の買い物において必要とされるスキルや自信を身に付けることができます。「オフめし」を導入することは、子どもたちが社会生活を送るための重要なステップとなると考えました。
背景:低コスト・豊富な商品数が導入の決め手
もともと、置き社食や設置型ミニコンビニの導入を検討した背景には、従業員の食環境を充実させたいという思いがありました。しかし、従業員数が5人ということもあり、小規模な施設にサービスを導入するには、コスト的にハードルが高いと感じ、一度は見送っていました。
しかし今回、子ども向けにお買い物体験を提供する目的で、再度様々なサービスを検討した結果、「オフめし」は「入会金2万円、月会費6,000円」という低コストでスタートできる点が目を引きました。さらに、取り扱いアイテムが豊富で、駄菓子などの小さなお菓子も購入可能であることが、決め手となりました。
もともと施設に通う子どもたちには、1日100円ほどのお菓子をスタッフがスーパーなどで調達し配っていましたが、「オフめし」を導入することで、このシステムが変わりました。子どもたちには、紙で作ったコインを前もって1週間分渡します。1日に使える金額は自由で、自分の好きなお菓子を選べます。ただし、30分以内に食べきれる量を購入すること、というルールを設けました。自ら好きな商品を選び、商品代を精算し、残りのお金の管理まで学ぶことができます。そして、この一連のプロセスを施設内で行えることが、「オフめし」導入の大きなメリットだと思いました。
効果:「オフめし」で育む社会生活で役立つスキル

「オフめし」の導入により、様々な効果が明らかになっています。まず、子どもたちは、お金の使い方をはじめ、買い物の方法など、生活に関わるスキルを着実に身に付けています。何より、お買い物体験が子どもたちの施設に来る「楽しみ」になっており、「楽しみながら学べる」ことが効果をより高めていると感じています。
また、施設のスタッフにとっても、新しい発見がありました。子どもたちの理解度を把握する手がかりとなっており、たとえば、子どもに合わせて100円玉と10円玉10個の価値が等しいことを伝えたり、商品棚との距離が近すぎると目の前の商品に集中して他の商品が目に入りにくくなることから適切な距離を伝えたりと、日常生活を含め支援方法の改善につながっています。
保護者の方からは、自分の子どもがどのようなお菓子を選ぶのか興味深く聞かれたり、取り組みについて肯定的な意見をいただいています。今後は、子どもたちが施設内で得た買い物スキルを実店舗で活用することが期待されており、少しでも子どもたちの自立の促進に貢献できたらと期待しています。
さらに、従業員にとっても「オフめし」の導入はメリットがあります。コンビニへ行く時間を節約でき、忙しい中でも手軽に食事を取ることが可能になり、福利厚生としても評価されています。
施設内で完結できるお買い物体験は、日々の療育に欠かせないものとなってきています。私たちのような療育施設だけでなく、障害者施設や介護施設においても価値ある取り組みではないかと可能性を感じています。
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お問い合わせ(無料)「オフめし」について
オフィスに置き社食(ミニコンビニ)を設置するサービス「オフめし」は専用工場でこしらえた味に自信のある「オフめしごちそう便」の「GOCHI-DELI(冷蔵そうざい)」、「GOCHI-弁(冷凍弁当)」や企業備蓄対策として有効な「オフめし常温そうざいイート&ストック」の他、飲料・カップ麺・パン・お菓子にいたるコンビニ商品など800以上の豊富なアイテムを卸価格で提供しています。
また、「オフめし」を活用したコミュニケーションスペース「OFFMESHI-BA(オフめし場)」は、多くの職場が抱える「会社の近くに飲食店が少ない」「都心でもランチに外出する時間が取れない」といったお悩みを、豊富な食品が並ぶ「食事の場」を提供することで解決。さらに、「他部署など従業員同士の接点が少ない」といったお悩みを、従業員が自然と集まる「交流の場」を提供することで解消しています。