現在の仕事について
私は2021年に企業内食堂のパートリーダーとして入社しました。料理をするのは元々好きだったのですが、いざ食堂の調理をしてみると、衛生面の管理だったり、数ある献立をレシピ通りに作ったりと、家庭料理との違いを感じました。何より、毎日約140食分の料理を手早く仕込み、ランチの時間内に提供するのは、なかなか大変でした。
ただ、同時に面白さもありました。たとえば、効率的な動きを考えることはもちろん、余った材料を使って次の日の小鉢メニューを考えたり、冷凍食品を使ったアレンジを考えてみたりと、自分のアイデアを活かすことができるのは、楽しさがありました。
入社して1年が過ぎた頃に、店長にご指名いただきました。はじめは戸惑いもあったのですが、一緒に働くメンバーの後押しもあり、私ひとりではなく皆となら頑張れると思い、挑戦することにしました。現在は私を入れて4名のメンバーで調理、仕込み、盛り付け、提供、ホール業務、清掃などに取り組んでいます。私は店長として、メンバーの管理をしたり、本社から出される献立メニューにアレンジを加える提案をしたり、店舗の売上管理・報告などを行なっています。
店長を引き受けて良かったと思うことは色々とあるのですが、一番はメンバーが前向きで、一緒に働くのが楽しいと思えるところです。たとえば、売上アップのために、売店で販売するお弁当を作っているのですが、皆でアイデアを出し合い、お客様により喜ばれるお弁当を作っています。また、新メニューを考案する際にも、後ろ向きなことを言うメンバーがいないのも嬉しいですね。
職場には常に「ありがとう」という言葉があふれていて、どんな小さなことでも気持ちを込めて「ありがとう」と言い合えるのが本当に心地よく、心から「ここで働いてよかった」と思えます。
あなたにとっての「心幸らしさ」とは
「スピーディーな判断」です。
食堂の運営について、本社に報告をしたり、時には改善策を提案したりするのですが、その判断スピードがとても速いです。本社とのメッセージグループにコメントを書くと、社長から直接返信が届いたりもします。社長との距離が想像以上に近く、こうした方が良いという意見があればきちんと聞いてくださる環境なので、こちらも言いやすく、適切なアドバイスをもらうことで、より良い店舗をつくることにつながっています。
あと、嬉しいのは、社長から直接お店を褒めていただけることです。その時は、もちろん店長としての嬉しさもありますが、私だけの力では絶対にないので、「一緒に働くメンバー全員が褒められた」と思い、さらに嬉しさを膨らませています。
3年後の目標
お客様とのコミュニケーションをより増やして、より魅力的な店舗を築いていきたいです。お客様の声を深く聞きメニューに反映させることで、売上向上も期待できると思います。現在も、売上結果やお客様の反応をもとに、メニューの企画を行なっていますが、さらに一歩踏み込んだメニュー開発や店舗運営をしていきたいと考えています。
現在も、食堂にて料理を提供する時、麺を茹でている時に、お客様と会話をすることがあります。お客様の元気な姿を見て「顔見てたら元気出るわ!」と声をかけると、お客様も「僕の方こそ毎日ここでご飯を食べると、昼からまた頑張ろうって思うわ!」と言ってくださることも。その瞬間は、本当に嬉しく、ありがたいです。これからも、メンバー一同、料理を通してお客様に「元気」を提供していきたいですね。